女性「ベントレー50台でふさいでやる!」 夫は高級幹部?

深圳市のある女性が先日、ベントレー50台で車道をふさいでやると叫ぶ様子がインターネットに公開され、大きな話題となりましたが、当局が速やかに鎮静を図りました。中国のネットユーザーは一連の件について冷やかな見方をしています。

動画の中で、白い上着に黒いワンピースを着た女性が、自分の駐車スペースが1か月もロールスロイスに無断駐車されていることに立腹し、そばにいる男性に自宅のベントレーでここを占拠するよう命じると、大声で「私の家にはベントレーが50台ある」と叫びました。

私の家にはベントレーが50台ある!

これに驚いたネットユーザーは、すぐさまこの女性の身元の特定を開始しました。

その結果、この女性の夫は深圳の国有資産監督管理委員会の下部組織の上場企業「振業集団」の共産党委員会副書記、紀律検査委員会書記、監査役会主席を兼任する張暁中氏だと明らかにされました。動画の中でこの女性にベントレーに乗って来いと命じられた男性は、張暁中氏本人とみられています。

常識はずれな妻の行動によって、腐敗した夫がまたもや衆目にさらされましたが、6日夜、中国メディアは迅速に一連の件の収束を図りました。

中国新聞社ウェブサイト・中新網、ポータルサイト大手の搜狐や新浪(シンラン)などは、「ベントレーの女性」は張暁中氏の妻ではなく、単なる交際相手であり、張暁中氏本人は現在、離婚して独身だと報じています。

また女性の方も、当時自分は頭に血がのぼっていたため「ベントレー50台」などと口にしたが、ベントレークラブから車を用立ててもらおうと思っただけだと弁明を始めました。

その日の夜に「ベントレーの女性」のトピックは微博(ウェイボー)の人気検索ワードに入りましたが、事件の幕引きを図るため、当局が世論を意図的に誘導し始めました。

しかし、多くのネットユーザーが、「ゆっくりとなかったことにし始めた」「隠匿が始まった。駐車場の占拠は民事事件で、他人にはあまり関係のない話だが、腐敗は公権力の問題で、すべての中国人に関わることだから」と冷静なコメントを残しています。

 
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