玩具販売トイザラス、米国内の全店舗を売却・閉鎖へ=関係筋

[14日 ロイター] – 経営再建中の米玩具販売チェーン大手トイザラスが米国内の全885店舗を売却もしくは閉鎖する準備を進めており、最大3万3000人が職を失う恐れがある。事情に詳しい関係者が14日、明らかにした。

債権者と債務再編で合意できなかったことが理由だという。

同社は昨年9月に米連邦破産法第11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請。経営再建のため、これまでに米国内の店舗の5分の1を閉鎖している。

ただ、ネット通販が人気化し、玩具よりも電子機器を好む子供が増えるなか、2005年に同社を総額66億ドルのレバレッジド・バイアウト(LBO)方式で買収した投資会社のKKR<KKR.N>とベイン・キャピタル、不動産投資信託(REIT)のボルネード・リアルティー・トラスト<VNO.N>への債務の利払い・返済に苦戦していた。

関係者によると、債権者らは事業再建を模索するよりも清算を選んだほうが、より多くの債権を回収できると判断した。

同社の破算管財人はこの日、トイザラスの英国事業の残る75店舗を6週間内に閉鎖すると明らかにしている。売却先が見つからなかったためで、3000人が職を失う。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は先に、同社のデービッド・ブランドン最高経営責任者(CEO)が米国の従業員に店舗閉鎖計画を発表したと報じていた。

債務再編を専門とする弁護士、ブライアン・ダビドフ氏は「ショッピングモールで店舗を運営する小売業者には容赦なく厳しい事業環境だ。客足が以前よりも減っている」と指摘した。

WSJによると、ブランドンCEOは、フランス、スペイン、ポーランド、オーストラリアでも事業を清算する可能性が高いと述べた。カナダ、中欧、アジアでの事業売却も計画しているという。

 
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