[LESHNICE(アルバニア) 31日 ロイター] – アルバニアの多くの東方正教会の建物や保管されている美術品は数十年にわたって放置され、がれきの中に眠っているが、専門家らは、修復すれば観光客誘引につながるとみている。政府や教会も、ビザンティン時代以降の建物などの修復に乗り出している。
教会は風光明媚な場所にあることが多く、そこにある財産は、過去1世紀のアルバニア政局の変遷を反映している。
アルバニアは、オスマン帝国の支配から独立し、第1次大戦後に公国となった。その後社会主義を経て1990年代に民主化、現在欧州連合(EU)加盟を目指している。
スターリン主義者のエンベル・ホッジャは1960年代に宗教を禁止し、多数の教会やモスクを破壊したが、美術として一部を残した。その後の指導者らの統治下でも、放置は続いた。
たとえば聖アタナシウス教会は1797年に遡る歴史を持つが、教会にはそれ以前のフレスコ画も存在する。教会は、フレスコ画をビニールシートで保護している。
ここにあった重さ800グラムの純金製十字架と、キリストが処刑された十字架の木材を使用したとされる彫刻は、ビザンティン皇帝ユスティニアヌス1世から送られたという。ただし、十字架は1989年に紛失し、見つかっていない。





